ブックタイトル広報なかがわ No.133

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概要

広報なかがわ No.133

秋季特別展今回紹介する作品は喜多川歌麿(1753~1806)の代表作「当時三美人富本豊ひな第133回難波屋きた高しまひさ」竪大判です。現在までこの作品は、ボストン美術館所蔵のものとこの作品しか発見されていません。描かれている女性は、当時評判の町娘です。三尊型で描かれた構図の中央に着物が白抜きで富本流の桜草が描かれた、吉原玉村屋お抱えの富本流の芸者「豊雛」です。右の桐紋のある団扇を持つ美人は、浅草寺随身門前で茶店を開いていた難波屋の「おきた」です。左の美人は、着物の丸に三柏の紋(当図では見えない)から、両国薬研堀で店を開いていた茶屋高嶋屋の娘「おひさ」です。彼女の事は、他の二人に比べ出自は知られ米沢町2丁目の煎餅屋高島屋長兵衛の長女でした。三人の年齢は、この作品が作られた寛政5年当時16歳こいしかわ「浮世絵名品展-礫川・松井コレクション-」から17歳でした。当時の美人の条件は厳しく、切れ長【会期】の一重まぶたの目、鼻筋が通っている、小さな口、透き通った肌、黒々とした髪などです。また美人画が遊女や芸者以外で取り上げられる事は稀で、当時の下町のアイ後期:10月21日(金)~11月27日(日)【ミュージアムトーク(展示解説)】後期10月22日(土)午後1時30分~当館館長【講演会】ドルと言うところだったと思います。日時:10月30日(日)午後1時30分~3時喜多川歌麿は天明期に歌麿式立ち美人で一世を風靡し会場:当館視聴覚研修室ましたが、その後寛政期に入り半身像の美人画を描くよ講師:新藤茂氏(国際浮世絵学会常任理事)うになり、歌麿の美人画は全盛期を迎えます。しかし、【開館時間】午前9時30分より午後5時まで時代は松平定信が行っていた寛政の改革の最後にあたり、定信が失脚した後も規則は残っていました。当作品は寛政の改革前に描かれた初摺ですが、後摺は寛政の改革中だった為に名前が消されています。(但し入館は午後4時30分まで)【休館日】月曜日、祝日の翌日【入館料】大人700円(630円)高・大学生400円(360円)馬頭広重美術館館長市川信也美術館ボランティア募集「当時三美人富本豊ひな難波屋きた高しまひさ」絵師喜多川歌麿版元蔦屋重三郎※()は20名以上の団体料金。※中学生以下は無料。※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添い1名は半額浮世絵や美術館に興味のある方、入館者と美術館をつなぐボランティアに参加してみませんか。展示室内の監視業務や簡単な説明などを行うボランティアを募集しています。募集対象18歳以上の方活動日半日又は1日単位で活動問い合わせ馬頭広重美術館緯0287-92-1199平成27年度那珂川町観光写真コンテスト受賞作品入選「収穫祭」撮影者斉藤英光さん(大那地)入選「舞奉納」撮影者:川村昇さん(水戸市)No.133平成28年10月10日号●編集/企画財政課?0287-92-1114 Fax0287-92-1316●発行/那珂川町役場/栃木県那須郡那珂川町馬頭409 URL http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp24