ブックタイトル広報なかがわ No.148

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概要

広報なかがわ No.148

地域おこし協力隊小鮒千文なかがわ薬膳日記食べる地域おこしVol.26平成30年初めの薬膳日記がはじまりました。みなさまは年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。お正月が過ぎると、いよいよ冬本番になります。寒さが続くと身体の巡りが停滞し、不調の原因になることもあります。適度に体を動かし養生しながら健やかな冬を楽しみましょう。今月は食べ過ぎ飲み過ぎなどで疲れた内臓を休め、胃腸をいたわるお粥をご紹介します。どうぞご活用ください。【基本の養生】・早寝早起き・よく噛んで腹八分目・食卓は旬の恵みを主役に【冬におすすめ食材】□体を温める→もち米、山芋、干ししいたけ、栗、くるみ、えび、鶏肉、羊肉□寒さを飛ばす→にんにく、生姜、ねぎ、ニラ、シナモン□巡りを改善→そば、らっきょう、青菜、クワイ、柑橘類、酢、酒【冬の胃腸をいたわる『山芋粥』】年末年始の食べ過ぎ飲み過ぎた方や寒さで体力が落ちている方の主食におすすめ・山芋・水(適量/ご飯の2倍量位から好みで加減)・炊いたごはん1鍋に2センチほどのサイコロ状にきった山芋と炊いたご飯と水を加える2弱火で吹きこぼれないよう10分ほど煮込み完成*胡麻塩や梅干しを添えていただきます保健師コラム~それは「もの忘れ」?それとも「認知症」?~●「認知症」とは?誰にでも起こりうる脳の病気です。様々な原因(脳の血管が破れてつまったり、脳が縮む等)で脳の働きが悪くなり、記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障が出るような状態を指します。これらの症状は年齢と共に現れやすいことから、「認知症は高齢の方がなるもの」と思われがちですが、65歳未満の方でも認知症を発症することもあります(若年性認知症)。●加齢による「もの忘れ」と認知症による「もの忘れ」の違いって?比較図を載せてみました。加齢によるもの忘れ経験したことが部分的に思い出せない目の前の人の名前が思い出せない物の置き場を思い出せないことがある何を食べたか思い出せない約束をうっかり忘れてしまうれるもの忘れとは一時的な症状で、記憶は脳にきちんと残っています。そのため、何かのきっかけがあれば思い出すことができます。ところが、認知症における「もの忘れ」では、何かの体験や経験を丸ごと忘れてしまいます。記憶自体が消えているので、思い出すことができなくなります。最近では、新聞やテレビでも取り上げられない日はないほど「認知症」という言葉に触れる機会が増えてきたかと思います。「認知症?そんなの知ってるよ!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、町で行っている関連事業も含めて、改めて認知症についてお伝えしたいと思います。認知症によるもの忘れ経験したこと全体を忘れる目の前の人が誰なのか分からない置き忘れ・紛失が頻繁になる食べたこと自体を忘れる約束したこと自体を忘問い合わせ●思い当たることはあるでしょうか?日ごろのちょっとしたことが、認知症のサインである場合もあります。参考程度にチェックしてみてください。□同じ話を何度もする□時間や日にちが分からない□ささいなことで怒るようになった□だらしなくなった□置き忘れやしまい忘れが目立つ認知症かどうかは、医師による正確な判断が欠かせません。気になる項目がある場合は、ひとりで悩まず、家族や友人、医療機関へ相談してみてください。●安心して暮らせる町づくりへ実際、「認知症になったら、どうすればいいの?」「誰に相談すれば…」と思う方がいらっしゃるかと思います。相談窓口として地域包括支援センターはもちろんのこと、同所において毎月1回、烏山台病院の精神保健福祉士を招いて「もの忘れ相談」を開催しています。ぜひご活用ください。また、地域全体で認知症の方やご家族を応援する“認知症サポーター”の養成講座も実施しており、地域で見守りを行う体制を整えています。周囲の理解と気遣いがあれば、認知症になっても住み慣れた地域の中で穏やかに暮らしていくことは可能です。“安心して暮らせる町”をみんなでつくっていきましょう。参考:[認知症サポーター養成講座標準教材]認知症を学び地域で支えよう地域包括支援センター?0287-92-216115広報なかがわ平成30年1月10日