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概要

広報なかがわ No.172

新年明けましておめでとうございます。町民の皆様には、ご健勝にて輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。昨年は歴史の一ページを刻んだ年でありました。憲政史上、初めてとなる天皇退位と新天皇の即位で、5月1日に新年号が「平成」から「令和」となりました。「祝賀御列の儀」では、台風19号による被災者を慮って延期されましたが、国民に寄り添う天皇皇后両陛下のお優しさを深く感じたものでありました。11月にはローマ教皇が訪日され、「焼き場に立つ少年」の写真とともに、核廃絶、平和への危機を訴えた姿は、日本人にも大きな印象に残りました。ラグビーワールドカップ2019では、「ワンチーム」に心を打たれ、各地での「おもてなし」が各国の賞賛を浴び、一方で、外国チームの選手の方達が、大雨災害の支援に手を貸してくれました。日本代表の活躍と、外国選手の温かさに感動を呼び、ラグビースポーツの魅力もさることながら、「ノーサイド」の精神ともに、選手の振る舞いが、日本人の心に響きました。今年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。様々な問題、課題を抱えつつも、ラグビーワールドカップのように、日本文化を踏まえた「おもてなし」で、感動を与えてくれるのではないかと、期待しています。その一方で、災害の多い年でもありました。台風19号では、大雨特別警報が広い範囲で発令され、ハザードマップの在り方はもちろんのこと、災害情報や避難情報の発信のし方、停電対策、災害ゴミの処分も大きな問題となり、災害対策の見直しが必要となりました。自然は私達に沢山の恩恵を与えてくれる一方で、その脅威を、あらためて心に刻ませられる年となりました。当町においては、昨年は、人口減少対策と子育て支援施策が、本格的に動き始めた年でありました。歯止めがかからない人口減少の下降線をいかに抑えていくか、手腕が問われるとともに、発想の転換も必要になってきます。町議会では、毎年開催している「議会報告会」を、令和の始まりとともに昨年から「町民と議会との意見交換会」と名称を改め、グループに別れての対話も実現できました。町民の代表として、町の振興発展の一端を担えるよう、そして、町民の皆様の付託に応えられるよう、また、今後の町づくり事業が、適正に、しかも効率的に実行されていくよう、那珂川町の活力ある町づくりの推進に、努力してまいりたいと考えています。令和2年が町民の皆様にとりまして、健康で幸多き年となりますよう、ご祈念申し上げます。那珂川町議会議長小川洋一令和2年2020年3広報なかがわ令和2年1月10日