ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

広報なかがわ No.164

食べる地域おこし小鮒農園中医薬膳師小鮒千文なかがわ薬膳日記Vol.42新年度がはじまり早一ヶ月、新しい生活にも少し慣れてきたでしょうか。風薫る5月は、どこからともなく花の香りが漂い心地よく、緊張していた心身を休めるのにちょうどいい時期です。春は陰陽五行の五臓でいう「肝」、感情・血液・気の巡りと関わりが深いといわれています。「肝」の乱れは自律神経や精神的に不安定につながることがあるそう。慌ただしい日が続いたら、ふっと心身をゆるめてみましょう。動きだす気力が湧かない時は、思いきってゆっくり休むのが一番。今月は、旬のジューシーなカブと夏みかんで精神や感情面と関わりの深い「肝」の働きを改善してくれるサラダをご紹介します。【基本の養生】・早寝早起き腹八分目・よく動き、よく眠る・食卓は旬の恵みを主役に【人参と夏ミカンのサラダ】(大人2~3人分)・カブ2個・夏ミカン1/2個・酢大さじ2・塩胡椒少々・オリーブ油大さじ21カブを葉と根の部分に分け、食べ易い大きさに切る。夏ミカンは皮をむき種を取って親指大に切る。2サラダボールなどに1をいれておく。3食べる直前に酢・塩胡椒・オリーブ油を混ぜ2に和えて完成。【風土の恵みで食養生・那珂川町5月のおすすめ食材】フキ、タケノコ、せり、らっきょう、えんどう豆、葉物野菜、カブ、新人参(タケノコの薬膳的効能)体の余分な熱や水分の排出を促します。咳や痰、むくみ、じんましんを抑え、便秘を整える効果も、冷やす作用が強いので胃腸の弱い人は食べ過ぎに注意しましょう。(フキの薬膳的効能)血の滞りや余分な水分や痰の排出、咳止め、胃の調子を整え、便秘解消などの効果があると言われています。保健師コラム5月31日は世界禁煙デー?なくそう、望まない受動喫煙?2018年7月に「健康増進法」の一部が改正され、望まない受動喫煙を防止するための取り組みはマナーからルールへと変わります。〇受動喫煙とは…本人がたばこを吸っていなくても他の人が吸っているたばこから立ちのぼる煙やその人が吐き出す煙を吸い込んでしまうことをいいます。煙にはニコチン、タールなど多くの有害物質が含まれているため、がんや循環器疾患や呼吸器疾患、乳幼児突然死症候群、子どもの呼吸器疾患や喘息も誘発され喫煙してなくても健康を害することがあります。〇みんなの健康を守るために…・子どもや患者に配慮するため学校や病院、行政施設など多くの施設において屋内が原則禁煙(敷地内禁煙)になります。ただし、例外として屋外で受動喫煙を防止する必要な措置がとられた場所は、喫煙場所を設置できます。・20歳未満の方は喫煙エリアへの立ち入りが禁止になります。・屋内での喫煙には喫煙室の設置が必要になります。・喫煙室には標識掲示が義務付けになります。この法改正は段階的にすすめられ、2020年4月から全面施行となります。受動喫煙への意識を社会全体で高め、自分のからだや健康を守りましょう。禁煙週間は2019年5月31日?6月6日「2020年受動喫煙のない社会を目指して?たばこの煙から子ども達をまもろう?」問い合わせ健康福祉課健康増進係?0287-92-111919広報なかがわ令和元年5月10日