ブックタイトル広報なかがわ No.166

概要

広報なかがわ No.166

食べる地域おこし小鮒農園中医薬膳師小鮒千文なかがわ薬膳日記Vol.44日差しが強くなり朝夕の気温も上がり、夏野菜の勢いが増しています。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。いよいよ夏本番、私たちの心身も自然界のリズムに合わせ活発に動き出す時期です。特に活発になるのが、しん五臓で言う｢心｣の働き、｢心｣とは心臓を中心とした循環器、多汗や高温により体内の水分が不足すると心臓に負担がかかり易く、動悸・脱力・不眠になりやすいといわれています。予防には、日差しの厳しい日中の重労働は避け朝夕に、良質な水分を補うことが大切。ゴーヤやピーマンなど、ほろ苦い風味ある野菜は体内にこもった熱の排出を促してくれるそうです。盛夏の養生にも地場産の夏野菜がぴったり。みなさまの日々の元気の源になりますように。【基本の養生】・早寝早起き腹八分目・よく動き、よく眠る・食卓は旬の恵みを主役に【盛夏のカラダにやさしい『野菜つゆうどん』】小麦には、夏に負担のかかりやすい心臓を滋養する効果があるといわれています。消化もよいので夏バテ予防にもおすすめ。レシピなしの簡単うどんをぜひお試しください。（作り方）お好みの夏野菜をお出汁で煮て醤油で味付け茹でたうどんと野菜つゆを器に入れて完成。薬味には大葉やミョウガがおすすめ。【那珂川町7月のおすすめ風土食材】トマト、きゅうり、トウモロコシ、ゴーヤ、ピーマン、ナス、かぼちゃ、冬瓜、空芯菜、つるむらさき、きくらげ、オクラ、すいか、まくわうり、地粉そば、地粉うどんなど社会福祉士コラムご存知ですか、成年後見制度！●成年後見制度とは？高齢化や一人世帯の増加などを背景に、日常生活の中で様々な支援を必要とする人が増えてきています。特に、認知症などで判断能力が低下してしまい、金銭管理やサービスの契約などに支援を必要とする人も増えてきています。そのような際に、判断能力が低下したご本人を支え、ご本人の法的な代理人として支援者（後見人等）が必要な契約手続き等をすることができる制度が成年後見制度です。同制度は、既に判断能力が低下している方が利用できる法定後見制度（表1）と、元気なうちから将来に備えて利用ができる任意後見制度とあります。いずれも、判断能力の低下に際してもその人らしく生活を送るための制度で、申し立ての手続きは家庭裁判所で行います。後見人等にはご家族がなることもありますが、現在は司法書士などの専門職がなることが一般的です。また申し立てをすることができる方は、ご本人や配偶者、四親等内の親族、市町村長などです。●悩んだときは！ご自分のことやご家族のこと、また近隣の方で判断能力に不安があり、成年後見制度を利用したほうが良いのではとお悩みの時は、ぜひ下記の地域包括支援センターまでご相談ください。一般的なご相談から、申し立て書類の作成など、随時対応させていただきます。法定後見制度の3類型（表1）補助保佐後見判断能力が不十分な方判断能力が著しく不十分な方判断能力が全くない方対象となる方成年後見人等が同意又は取り消すことができる行為成年後見人等が代理することができる行為（例）家事を失敗する等、軽度の認知症の方民法13条1項記載の行為※の一部で、申し立てにより裁判所が定める行為申し立てにより裁判所が定める行為（例）買い物でお札の種類が分からない等、中程度の認知症の方民法13条1項記載の行為のほか、申し立てにより裁判所が定める行為申し立てにより裁判所が定める行為※民法13条1項記載の行為・・・借金、相続の承認や放棄、訴訟行為など問い合わせ地域包括支援センター?0287-92-1125（例）家族の判別もつかない等、重度の認知症の方原則としてすべての法律行為原則としてすべての法律行為17広報なかがわ令和元年７月10日