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概要

広報なかがわ No.167

食べる地域おこし小鮒農園中医薬膳師小鮒千文なかがわ薬膳日記Vol.45長梅雨が明け、やっと夏本番、蝉も待ちくたびれていたことと思います。暦の上では立秋、8月8日頃より秋の始まりとされていますが、まだまだ夏の余韻は続きます。この時期、特に心臓を中心とした循環器、多汗や高温により体内の水分が不足すると心臓に負担がかかりやすく、動悸・脱力・不眠になりやすいといわれています。予防には、日差しの厳しい日中の重労働は避け朝夕に、良質な水分を補うことが大切。ゴーヤやピーマンなど、ほろ苦い風味ある野菜は体内にこもった熱の排出を促してくれるそうです。盛夏の養生にも地場産の夏野菜がぴったり。みなさまの日々の元気の源になりますように。【基本の養生】・早寝早起き腹八分目・よく動き、よく眠る・食卓は旬の恵みを主役に【代表的な夏野菜の薬膳的効能】キュウリ…熱をとる、むくみ、解毒、利尿ナス…熱をとる、胃の不快感、食欲不振、血行促進、利尿作用、むくみトマト…熱をとる、喉の渇き、水分不足、高血圧、食欲不振、体力回復ジャガイモ…お腹の冷え、便秘、疲れ、息切れピーマン…血液浄化、血栓予防、食欲増進、ストレス【那珂川町8月のおすすめ風土食材】トマト、きゅうり、トウモロコシ、ゴーヤ、ピーマン、ナス、かぼちゃ、冬瓜、空芯菜、つるむらさき、きくらげ、オクラ、モロヘイヤ、インゲン、すいか、メロン、マクワウリ、地粉そば、地粉うどんなど保健師コラム知っていますか?小児生活習慣病毎年小中学校において小児生活習慣病健診を実施していることをご存知ですか?最近の食生活の影響もあり、子どもの頃から生活習慣病のリスクである血糖値・コレステロール値などが高い子どもたちがいることから、健診でそのリスクを把握し予防しようという取り組みが全国的に行われています。那珂川町では肥満の児童・生徒の割合が県内でも高い傾向にあり、子どもたちの健康は町の課題でもあります。今年度より、子育て支援課の保健師と健康福祉課の管理栄養士が各小中学校を回り、小学校の5年生または6年生、中学校2年生を対象に小児生活習慣病予防教室を実施しています。7月には馬頭東小学校、小川小学校、小川中学校で実施しました。小学生には生活リズム、バランスよく食べることの大切さ、中学生には生活習慣病のこと、自分で食事や飲み物を選ぶときのポイントなどをお伝えしています。当日、どんな話が出たのか、話を聞いてどう思ったかなど、ぜひ家族で話し合い、子どもの生活を一緒に考える機会にしてほし小児生活習慣病予防教室(小川小)いと思います。教室実施後のアンケートを見ると、児童・生徒の皆さんは、自分の生活を振り返り、とても真剣に話を聞いたり考えていることを実感します。教室の中で私たちが最後に子どもたちに伝えていることは「自分の健康のことは自分で考えられる大人になってください」というメッセージです。私たち大人が自分の健康を大切にする姿を子どもたちに見せていくことも必要ではないかと思います。問い合わせ子育て世代包括支援センター?0287-92-408519広報なかがわ令和元年8月10日