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概要

広報なかがわ No.171

食べる地域おこし小鮒農園中医薬膳師小鮒千文なかがわ薬膳日記Vol.49いよいよ今年も最後の月となりました。先月はゆっくり休めたでしょうか。寒さが増し、日差しが恋しい時期になりました。一年で最も日照の短い冬至の前後、わが家では人も猫も一部屋に集まり暖を取り重なりあうように過ごしています。寒さの中にある暖かさは、人の心も暖めてくれるように感じます。冬至が過ぎると時間差で気温がぐっと下がり、沁みるような寒さがやってきます。保温保湿を心がけつつ、冬をたのしみましょう。今月は冬の養生を応援してくれる定番柚子の効能や簡単レシピをご紹介します。今年も一年薬膳日記をお読みくださりありがとうございました。みなさまの日々の元気の源になりますように。【基本の養生】・早寝早起き腹八分目・よく動き、よく眠る・食卓は旬の恵みを主役に【那珂川町12月のおすすめ食材】白菜、小松菜などの青菜、大根、カブ、人参などの根菜、キャベツ類、キノコ類、山芋、豆類、雑穀、もち米、胡麻、栗、胡桃、蜂蜜、シナモン、ねぎ、生姜、山椒【韓国伝統柚子茶の作り方(非加熱柚子ジャム)】韓国では冬の風邪予防に柚子茶(非加熱柚子ジャム)をいただくそう、柚子の皮は体を温める効果があります。火を使わず熟成させてつくる簡単ジャム、適量のお湯で割っていただきます。材料・完熟柚子1 . 1 kg・きび砂糖1 kg・ガラス瓶(4 lほどの果実酒瓶が使いやすい)手順1完熟柚子の種を取り除き5ミリ位の千切りにする。2清潔なガラス瓶に柚子ときび砂糖を交互に入れる。3水気が出てきたら1日1回しゃもじで混ぜ、1か月ほど熟成させたら完成。【柚子の薬膳的効能】柚子の香りの成分によって体内の巡りをよくし、冷え性を改善する働きがあるとされ、消化不良、咳、食欲不振、疲労、二日酔いによい。【柚子の薬膳的効能】柚子風呂、柚子足湯、柚子酢、柚子ジャム、柚子種化粧水、柚子皮茶保健師コラム適正飲酒のススメ~年末年始のお酒は適度においしく飲みましょう~クリスマスや忘年会など、冬はお酒を飲む機会が多くなりがちです。体重・性別・年齢・アルコールを分解する速さの違いなどにより、適量にはかなり個人差があります。自分の適量と体調を考えて、会話などを楽しみながら飲みすぎないようにしましょう。●1日の適量お酒の1日の適量は以下のうちいずれかひとつです。※女性や高齢者はアルコールを分解し、体の中からなくなるまでに時間がかかるため、アルコールの影響を受けやすく肝臓に負担がかかりやすくなっています。このため半分の量が目安です。●正しいお酒の飲み方空腹の状態で飲まない・空腹時は胃が空っぽなため、アルコールが吸収されやすく、悪酔いしやすいです。・胃の壁を守る物がないため、強いお酒は胃に直接ダメージを与えます。ゆっくりと食事と一緒に・食事と一緒に飲むことで飲みすぎを予防することができます。・魚介類や枝豆、豆腐、脂身の少ない肉類など、タンパク質を多く含む食品を一緒に摂るといいでしょう。日本酒1合ビール中びん1本ウイスキーダブル1杯休肝日を作るお水も忘れずに飲みましょうチューハイ缶1本(350ml)ワイングラス2杯・毎日お酒を飲むと肝臓に負担がかかってしまいます。・週に2日程度の休肝日を作り、肝臓を休ませましょう。・お酒と水を交互に飲むことでアルコールの胃腸への刺激が弱まります。・水分をたっぷり補給し、アルコールを体外に排出しやすくしましょう。問い合わせ健康福祉課健康増進係?0287-92-111925広報なかがわ令和元年12月10日