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概要

広報なかがわ No.171

第171回元禄15年(1702)12月14日、赤穂浪士47人が江戸本所の吉良邸に討ち入り、主君の仇討ちを果たしました。この事件はさまざまに脚色され、人形浄瑠璃や歌舞伎など多くの作品が作られました。その代表的なものが「仮名手本忠臣蔵」です。「仮名手本忠臣蔵」は、事件の発端から討ち入りまで全十一段の物語です。人物は史実とは異なる名で登場し、さまざまなドラマが繰り広げられます。今回はそのうち、大星力弥が登場する九段目の話を紹介します。すけおおぼしゆらのすけ力弥は、仇討ちの首領の大星由良之助(大石企画展「浮世絵忠臣蔵」くらの内蔵助)の息子で、最年少で討ち入りに加わった史実のちからこなみいいなずけ大石主税に当たります。力弥には小浪という許嫁がいましたが、小浪の父親、加古川本蔵は塩冶判官(浅のたくみのかみこうのもろなおきらこうずけのすけえんやはんがんあさ野内匠頭)が江戸城で高師直(吉良上野介)を斬りつけたときに、塩冶判官を後ろから押さえつけたため塩冶(浅野)家側の恨みを買い、力弥と小浪の縁談は解消してしまいました。あきらめきれない小浪は継ぼとなせやましな母の戸無瀬とともに鎌倉から力弥のいる京都の山科をはるばる訪ねますが、「二君に仕えぬ由良之助の大事な子と、師直に媚びへつらうような本蔵の子は釣り合わない」と力弥の母親からきっぱり言い放たれます。戸無瀬が小浪とともに自害しようとしたところに本蔵が現れ、わざと由良之助と力弥を罵ると、力弥は怒って本蔵を槍で突き刺します。本蔵は死ぬ間際しゅうげんひきでものに、二人の祝言の引出物の目録と称して、高師直の屋敷の地図を差し出すのでした。本蔵の気持ちを汲んで、夫婦となった力弥と小浪ですが、翌日、力弥ののしは討ち入りのために旅立って行きます。忠臣蔵ものは複雑すぎてわかりにくいという人も多いのですが、展覧会では、「仮名手本忠臣蔵」のスけい歌川国芳「誠忠義士傳二大星力弥良兼」トーリーを各段ごとに追い、浮世絵に描かれた登場人物を一人一人見ていきます。展覧会の作品を鑑賞しながら江戸時代の人々のように「忠臣蔵」の世界をお楽しみください。馬頭広重美術館主任学芸員長井裕子【会期】~令和2年1月13日(月祝)【休館日】12月16日、23日、28日~令和2年1月3日、6日【入館料】大人500円(450円)高・大学生300円(270円)※()は20名以上の団体料金※中学生以下は無料※障害者手帳等をお持ちの方とその付き添い1名は半額平成30年度那珂川町観光協会写真コンテスト受賞作品入選「晩秋の里」撮影者:杉本靜さん(片平)撮影地:大内統計調査にご協力ください(2020年農林業センサス)農林水産省では、2月1日現在で「2020年農林業センサス」を実施します。農林業センサスは、農林業の実態を明らかにし、国や都道府県、市区町村はもちろん各方面にわたり、広く利用できる総合的な統計資料を得るための調査です。全国の農家や林家をはじめ、すべての農林業関係者を対象に行われる『農林業の国勢調査』ともいうべきものです。皆様のお宅や会社等に調査員が調査に伺いましたら、ご協力をお願いします。No.171令和元年12月10日号●編集/企画財政課?0287-92-1114 Fax0287-92-1316●発行/那珂川町役場/栃木県那須郡那珂川町馬頭555 URL http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp30