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概要

nakagawa_202005

食べる地域おこし小鮒農園中医薬膳師小鮒千文なかがわ薬膳日記Vol.54いよいよ5月になりました、。皆様いかがお過ごしでしょうか。例年ですと新年度が始まり、ほっと一息つけるタイミングなのですが、引き続き新型ウイルス感染予防対策が必要そうです。4月は寒暖の差が大きく霜注意報が多く、体調がイマイチだったという方も多いのではないでしょうか。季節の変わり目と外出自粛などの制約で心身の疲れが溜まっていたら、まずは生活のリズムをととのえてみましょう。免疫力アップはもちろん胃腸や内臓も元氣になり、心も明るくなると言われています。心が沈みそうになったら太陽を見ましょう。太陽の光には心身を調和へと導く働きがあり、最善の決断をするため古代王の玉座は南を向いていたそうです。皆様の日々の元気の源になりますように。【基本の養生】・早寝早起き腹八分目・よく動き、よく眠る・食卓は旬の恵みを主役に【免疫力アップポイント】1よく噛んで胃腸の負担を軽くする2色々な発酵食品をとる3リラックスを大切にして神経を休める【風土の恵みで食養生・那珂川町5月のおすすめ食材】フキ、タケノコ、せり、らっきょう、えんどう豆、葉物野菜、カブ、大根、人参、葉たまねぎ■タケノコの薬膳的効能:体の余分な熱や水分の排出を促します。咳や痰、むくみ、じんましんを抑え、便秘を整える効果も、冷やす作用が強いので胃腸の弱い人は、食べ過ぎに注意しましょう。■フキの薬膳的効能:血の滞りや余分な水分や痰の排出、咳止め、胃の調子を整え、便秘解消などの効果があると言われています。管理栄養士コラム~感染症にかからないために免疫力を高めよう~新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ウイルスに負けない身体づくりのために今回は、毎日欠かせない食事から取り組める方法をご紹介します。今日から実践できることはぜひ取り組んでいただき、すでに取り組んでいる方は、継続して実践してください。●免疫力を高める食生活1日3食バランスよく食べましょう主食・主菜・副菜のそろった食事を心がけましょう。果物や牛乳・乳製品も適度に摂りましょう。免疫細胞の材料となるたんぱく質と腸内環境を整える発酵食品や食物繊維が含まれた野菜類や海藻類などを十分に摂るようにしましょう。●免疫力を高める食品(1)たんぱく質たんぱく質は、免疫細胞など体を作るために大事な材料です。肉や魚、大豆製品、卵、乳製品などの良質なたんぱく質を摂取することで、免疫細胞の働きを良くしてくれます。(2)発酵食品腸内環境を整えることが、免疫力を高めることにつながります。良好な腸を保つためには善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌、麹菌など)を増やすことが重要です。善玉菌を多く含む食品は、ヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品です。(ただし、漬物は塩分の摂り過ぎにもつながるため、食べる量に注意してください。)また善玉菌に必要な食品は、食物繊維が含まれている野菜類・海藻類・きのこ類・いも類があります。免疫細胞や腸内環境の働きも、人によって大きく異なります。そのため、食事から免疫力を高めるために、今回紹介した食品をはじめ、これだけ摂れば良いというものはありません。免疫力を高める食品を意識しながらも、バランスよく食べることが一番大切です。問い合わせ健康福祉課健康増進係? 0287-92-111915広報なかがわ令和2年5月10日