ブックタイトルnakagawa_202112修

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概要

nakagawa_202112修

~水産科創設50周年新たな50年に向かって~11月5日、水産科創設50周年記念式典が挙行されました。コロナ禍の状況により規模を縮小いたしましたが、ご来賓として元・前校長先生や長年水産科を支えていただいた旧職員の方々のご臨席を賜り、式典に花を添えていただきました。本校創立から25年後の昭和47年、普通科・農業科・家政科に加えて創設された水産科によって、本校は4課程を有する総合高校として大きく飛躍いたしました。実習場と武茂川及び那珂川を舞台とした実習や校外活動は年々充実し、全国唯一の内陸における水産専門学科として数々の輝かしい実績を収めてきました。水産振興のため那珂川流域に水産に関係する専門学科を設けたいとの願いは、これまで50年の歩みで着実に実現しています。生徒が取り組む課題研究のレベルは高く、全国的にも高く評価されています。式典は学校長式辞、来賓祝辞、水産クラブ長挨拶▲水産クラブ長挨拶で構成され、終了後は、水産技術研究所主任研究員の坪井潤一氏による『個性を未来へSDGs』と題する記念講演が行われました。生徒が楽しんでいる釣りが学術的に注目され、社会的な意義があることや、釣られる魚にも個性があることなど、詳細な研究データに基づいた、時折ユーモアを交えた講演は、SDGsを切り口とした本校生に向けた力強いメッセージでもありました。講演後の質疑応答では、予定時間ギリギリまで質問が途切れることなく、大いに盛り上がり充実した講演になりました。午後、場所を実習場に移して、アユの塩焼きが振る舞われ、生徒が趣向を凝らした感謝祭が行われ、半世紀の節目を盛大にお祝いしました。創設50周年は1つの区切りです。これからも水産科は“NEXT50”、新たな50年に向かって普通科と共に歩みを進めてまいります。▲記念講演坪井潤一氏師が走る生徒はスマホ余念なく谷田髙瀨了鍬持てば不思議な力湧いてくる谷田岡崎甫子もみじ狩りマスクのままでハイポーズ馬頭阿久津紀子コロナ禍でいつもの目安分からない馬頭稲沢誠一ぞんざいな言葉の裏の温かみ小川平澤照雄よちよちの人生荒海への一歩大内郡司正幸川柳馬頭五月女トミノニュースにはカタカナ言葉があまた出て解らぬままに聞くは哀しき盛泉岡イチエ白菜も大根も採り良い出来で近所からほめられ心で拍手馬頭西宮定子娘の家は山裾なれば霜降もひと足早し晩秋の気配三輪石澤千代子ぐうたらを決めこむ雨の日曜日顔も洗わず掃除もせずに小川平澤照雄道端にコスモスの花咲き誇る夕陽に揺れる学童の道短歌冬めくや手癖のつきし鍬を持つ松野大門正一山里の日暮れは早し夕時雨馬頭塚原廣白山茶花闇を背負ひて咲きにけり久那瀬星健彦晴着の児身丈にあまる千歳飴三輪永森悦子宵寒やじょんがらの撥ばちたたきつけ小川佐藤栄子大あぐら組んで八溝の山眠る馬頭佐藤栄俳句広報文芸27広報なかがわ令和3年12月10日