ブックタイトル広報なかがわ No.128

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概要

広報なかがわ No.128

幕末から明治期には日本各地に点在する様々な名所旧跡を紹介する冊子が出来ていました。初代広重は「六十余州名所第128回図会」(大判70枚揃)で紹介しています。二代広重は初代広重と重なる名所地もありますが独自に選んだ場所も多くあります。今回紹介する作品は「諸国名所百景」の中から3点です。諸国名所百景しんしゅうきそゆき信州木曽の雪出品番号7雪が渓谷の中へ吸い込まれるようにしんしんと降り、断崖の険しい山道を人が登っています。山壁に沢山の丸太を打ち込み、階段のように山道をつくっています。先に登っている人が遅れている仲間を励まして振り返っているようにも思われます。崖の下は急流の河川が流れ、空には星が輝いています。(現在の長野県木曽郡木曽)諸国名所百景にっこうきりふりたき日光霧降の瀧出品番号22華厳の滝、裏見の滝と共に日光三滝のひとつです。霧降の滝は、落差約75m、巾約15mの大滝で途中に段差や突き出た岩壁にぶつかりしぶきを上げ霧のように見えます。図は正面に5段の段差や岩壁にぶつかりながら白いしぶきを上げ、幾筋もの流れを作りながら流れ落ちています。(現在の栃木県日光市萩垣)企画展「二代広重の諸国名所百景展」諸国名所百景すおういわくにきんたい周防岩国錦帯出品番号70城と城下町の間には川幅約200mの錦川が流れていましたが、度々氾濫し岩国城と城下町を結ぶ橋を流してしまいました。3代藩主吉川広喜は、丈夫な橋を架けるよう大工の児玉九郎右衛門に命じ、延宝元年(1673)に5連のアーチで全長193m、巾5mを架けました。この橋は一度流されましたが、その後補強をすると250年以上そのままの形を維持しています。(現在の山口県岩国市)馬頭広重美術館館長市川信也【会期】企画展「二代広重の諸国名所百景展」5月22日(日)まで企画展「江戸の面影と浮世絵展」5月27日(金)~6月26日(日)【開館時間】午前9時30分より午後5時まで(但し入館は午後4時30分まで)【ミュージアムトーク(展示解説)】5月28日(土)午後1時30分~【休館日】月曜日、祝日の翌日【入館料】大人500円(450円)高・大学生300円(270円)※()は20名以上の団体料金。※中学生以下は無料。※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添い1名は半額平成27年度那珂川町観光写真コンテスト受賞作品きょう橋入選「五月晴れ」撮影地:小砂地内和泉一雄さん(小川)入選「広陵地の畑で茶摘み」富永明さん(宇都宮市)No.128平成28年5月10日号●編集/企画財政課?0287-92-1114 Fax0287-92-1316●発行/那珂川町役場/栃木県那須郡那珂川町馬頭409 URL http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp20