ブックタイトル広報なかがわ No.135

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概要

広報なかがわ No.135

企画展「青木コレクション展蘇峰と藤作」しんしんと雪が降り積もる深川木場。「丸鉄」と版元を大きく書かれた傘をさす大工が、雪が積もって真っ白な第135回材木置き場を横に歩いて行きます。大工が右手に持っているのはふぐと酒樽。寒い夜にふぐで一杯飲むのでしょうか。本図は明治の浮世絵師・小林清親が明治17年に手掛けた「武蔵百景」のシリーズの一つで、深川木場を描いたものです。ここは大規模な材木置き場があり、江戸で使われる材木の大半は水路を通って運搬されました。木場はもともと材木置き場という意味であり、現在に残る「木場」という地名の由来です。通常、材木は筏状にし、水路を通して運搬する為、河口に設置され、海運で代表的な「武蔵百景之内深かわ木場」材木は秋田杉や吉野杉、木曽檜、天竜杉、天竜檜と東北小林清親から近畿にかけての材木が集まりました。また木造住宅【会期】が密集する江戸は火災被害が特に重大であり、復興で重企画展「青木コレクション展蘇峰と藤作」要になる材木置き場は中心地から外れ、尚且つ水運が発?平成29年1月15日(日)まで達した地に設置する必要がありました。江戸の材木置き企画展「浮世絵で楽しむ源氏物語‐「偐紫田舎源氏」の世界‐」場は元々日本橋界隈にありましたが、寛永18年(1641)平成29年1月20日(金)?3月5日(日)に火災防止を理由に隅田川東岸へ移転しています。【開館時間】午前9時30分より午後5時まで本図を描いた清親は、西洋の画風を取り入れた「光線(但し入館は午後4時30分まで)画」を発表していました。ですが「武蔵百景」では、歌川【休館日】月曜日、祝日の翌日広重の「名所江戸百景」を意識し東京の原風景を描いた錦【入館料】大人500円(450円)絵を発表し、本図も広重の「名所江戸百景深川木場」に高・大学生300円(270円)※()は20名以上の団体料金。似た構図やモチーフで描いています。冬の展覧会でご紹※中学生以下は無料。介する青木藤作によるコレクションは、江戸から昭和に※障がい者手帳等をお持ちの方・付き添い1名は半額かけての作品が多く、日本の古き良き文化を楽しむ藤作【年末年始の閉館日】の姿を思い起こさせます。江戸の心象風景を意識した清12月26日(月)?平成29年1月2日(月)親の「武蔵百景」シリーズは藤作にとって魅力的に映った美術館ボランティア募集のかもしれません。浮世絵や美術館に興味のある方、ボランティアに馬頭広重美術館学芸員山内れい参加してみませんか。募集対象18歳以上の方活動日半日または1日単位で活動問い合わせ馬頭広重美術館緯0287-92-1199平成27年度那珂川町観光写真コンテスト受賞作品入選「異空間」撮影者:飯田正広さん(常陸太田市)夕焼け賞「朝焼け」撮影者:杉本靜さん(片平)No.135平成28年12月10日号●編集/企画財政課?0287-92-1114 Fax0287-92-1316●発行/那珂川町役場/栃木県那須郡那珂川町馬頭409 URL http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp24