ブックタイトル広報なかがわ No.149

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広報なかがわ No.149

地域おこし協力隊小鮒千文なかがわ薬膳日記食べる地域おこしVol.27朝夕ピリっとした寒さが続いていますが、暦の上ではもう立春、冬至を境に日に日に昼が長くなる度に陽気が増しています。冬眠していた動植物が目覚めるように私たちの心身も少しずつ暖かな春に向かい変化していきます。春は五臓の働きでいうと肝の季節、肝は気や血液の運行を調節する役割を持ち、解毒そして精神との関わりの深い臓といわれています。今月の養生のポイントは、心身の凝りをほぐすようにのびやかな気持ちで動きだすこと。寒暖の差が激しく風邪をひきやすい時期、乾燥と冷えの備えをしつつ、芽吹きの季節、心も体ものびのびと春の気配を楽しみましょう。【基本の養生】・早寝早起き・よく噛んで腹八分目・食卓は旬の恵みを主役に【那珂川町産・早春おすすめ食材】・山菜(ふきのとう、セリ、クレソンなど)・旬の葉物野菜(菜花、小松菜、チンゲンサイなど)※苦味のある山菜や葉野菜は体内の毒素を排出してくれる効果があります。【インフルエンザ予防に「梅醤番茶」】風邪予防や冷えや寒気のする時におすすめのお茶です。(材料・一人分)・梅干1個・おろし生姜小さじ1/2・醤油大さじ1・番茶150cc(手順)1、湯のみに梅干・おろし生姜・醤油をいれ練りつぶす2、熱々の番茶を注ぎよく混ぜて完成臨床心理士コラム~ありのままの自分を受け入れるということ~●自己肯定感とは自己肯定感とは、自分を肯定する感覚で、「どんな自分でもいいんだ」と思える状態のことです。つまり「自分は大切な存在だ」と感じる心の感覚をいい、自己肯定感が高いほど、「自分は大切な存在だ、価値のある存在だ」と感じている、ということになります。●自己肯定感を持つとはどういうことか人は、自分を受け入れることで自分を信じることができるようになります。そして、他者に対しても肯定的な気持ちを持つことができ、安定した人間関係を持ちやすくなると考えられています。自己肯定感を持つことができるのは、特別な場面に限りません。日常生活の中で自分を信じて取り組み、達成感を得ることで自信が積み重なります。その自信があることで困難に立ち向かうことができたり、失敗したとしても立ち直ることができたり、新たにチャレンジすることができると言われています。●自己肯定感を高めるには自己肯定感を高める方法として、お子さんの場合には日ごろから褒めてあげること、存在を無条件に肯定することがとても重要になります。子育て支援課(臨床心理士原口)努力して達成したことはもちろん、そこに至る過程も褒めてあげるとともに、失敗してもいいんだよと伝えることが大切です。テストで惜しくも満点をとれなかった時には、「次また頑張れ」でも良いですが「惜しかったね。でも毎日勉強を頑張っていたことが凄いことだと思うよ」と声掛けをしてあげましょう。そして何より、お子さんの存在を認めてあげることです。たとえばお手伝いをしてくれた際には「上手に出来たね」に加えて「あなたがいてくれて助かった、ありがとう」と声掛けをしてみましょう。大人が自己肯定感を高めるには、ミスしても、ネガティブ思考でも、悩んでも、困っても、自分で自分を許してあげることが重要です。そんな自分も自分らしいと考えるのです。無理にポジティブに、ということではありません。どんな自分もそれでいいのだ、と思えることが大事です(もちろん上手くいったときには目一杯自分をほめてあげましょう)。これらを意識することで大人も子どもも「自分は大丈夫だ、自分は必要とされている」と思うことができます。また、お子さんに対しては「あなたはあなたのままでオーケー」「どんなあなたでも愛している」というメッセージを発信できると良いですね。15広報なかがわ平成30年2月10日