ブックタイトル広報なかがわ No.143

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広報なかがわ No.143

地域おこし協力隊小鮒千文なかがわ薬膳日記食べる地域おこしVol.218月に入り爽やかな風と太陽の眩しい時期に入りました。暑さで夏バテ真っ只中という方もいらっしゃるのではないでしょうか。かくいう私も少々夏バテ気味ですが、なんとか寝込まずに日々の養生で乗り切っています。今月は夏の疲れ解消法をご紹介します。お盆を過ぎると少しずつ初秋の風が吹き始めますね。旬の地場食材で養生して爽やかに秋を迎えましょう。【基本の養生】1、早寝早起き腹八分目2、よく動き、よく眠る3、食卓は旬の恵みを主役に【残暑の養生ポイント】・こまめな水分補給と休息・冷たいもの、甘いものを控える・冷房の冷えに注意【タイプ別夏バテ解消法】「熱っぽく冷たいものが欲しい熱こもりタイプ」暑い時期外で仕事をしている方や男性に多いタイプです。穏やかに身体の熱をとってくれる食材で養生しましょう。(おすすめ那珂川町産食材)西瓜、胡瓜、冬瓜、苦瓜(瓜系全般)、緑茶(おすすめメニュー)夏の定番「きゅうりの冷汁」「食欲不振や胃もたれでだるくなる胃腸虚弱タイプ」湿気や暑さや冷たいものの取りすぎで胃腸が弱った状態、水分補給は常温にして消化に負担のかからないよう少しずつよく噛んでいただきましょう。(おすすめ那珂川町産食材)かぼちゃ、大豆製品、米、もち米、ぶどう、とうもろこし(おすすめメニュー)おかゆに煮たカボチャを混ぜるだけ「かぼちゃがゆ」「暑さで頭痛や息切れがする多汗タイプ」暑さで身体に必要な水分が流出してしまい、カラダの内部が水分不足になっている状態です。カラダの内部を潤す食材で養生しましょう。(おすすめ那珂川町産食材)梅干、柚子果汁、酢、トマト、ナス、きくらげ(おすすめメニュー)刻んだトマトをめんつゆに入れかけるだけ「刻みトマトのかけそうめん」保健師コラム思春期と親との関係●思春期って何だろう思春期というのは、心身ともに子どもから大人に変化する時期のことで、体の成長に比べ心の成長の方がゆっくりと時間がかかるのも特徴です。そうしたアンバランスさが、苛立ちや反抗を生んで、親であれば「関わりにくくなった」と感じることもあるでしょう。しかし思春期は、お子さんが成長していく上で大切な過程であり、様子も人それぞれです。中には、すんなりと思春期を抜けていくお子さんもいるでしょう。●思春期は乳幼児期とも関わりが深い思春期に現れる行動には乳幼児期の周囲の関わりが深く関係すると言われています。人が人を信頼し、寄り添うことを覚える、その根元となるのが、乳幼児期のお子さんへの愛情です。方法は何も特別なことはいりません。お腹が空いたと泣いたら抱いてミルクを与え、あやして笑わせ、目を見てたくさん話しかけ、「あなたに関心がありますよ」「あなたを愛していますよ」と伝えてあげる。それが、思春期を乗り越えるお子さんの大きな力になるのです。丸裸で生まれた赤ちゃんは、愛情の毛布を何枚も重ねてもらえることで、その後成長していく先で起きる様々な辛いことから自分を守れると言います。思春期には特に、周囲との関係や、勉強の難しさ、部活動で「思春期」、耳にしたことのある言葉だと思います。人が成長する過程で誰もが経験する思春期ですが、いつ始まりいつ終わるといった明確な基準はありません。おおよそ小学校高学年から高校生頃までを指すことが多いですが、個人差があります。今回はこの「思春期」についてお話しします。のストレスなどが増えますが、そうしたものから自分を守ってくれるのが、乳幼児期にかけてもらった愛情の毛布なのです。●思春期への接し方大人になる途中である思春期には、反抗・反論・無反応など、これまでと違う言動が出てきます。心に留めておいてほしいのは、子ども自身も戸惑っているということ。愛情の毛布を忘れなければ、いずれは自分で乗り越えていきます。周りの人たちは過干渉せず、毅然とした態度で振り回されないことが大切ですが、一番大切なのは信頼していることを示すことです。子どもが本当に辛い時に、相談してもらえる親でありたいものですね。町では、小学校6年生、中学生を対象に思春期教室を開催しています。昨年のアンケートで「学校や家庭はあなたにとって過ごしやすい場ですか」との質問には、小学生も中学生も共に「はい」との回答が97%でした。全ての子どもたちが「はい」と答えてくれるような、そんな大人のあり方を日々子どもたちと学んでいけるといいですね。問い合わせ子育て支援課?0287-92-111515広報なかがわ平成29年8月10日