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概要

広報なかがわ No.162

いぬふぐりほっこりと咲く散歩道谷田岡崎甫子爺ちゃんのようになるなと子守歌小川平澤照雄悔いのない人生だってある涙大内郡司正幸ネクタイを捨てて現役未練なし馬頭稲沢誠一コタツ出て猫が日なたであくびする馬頭阿久津紀子川柳馬頭五月女トミノザクザクと霜柱踏む感触は杳くになりてアスファルトを歩く盛泉岡イチエ降りし雪消えぬがままに寒き日に然れど紅梅違わず開く和見藤田和夫しもつかれの大根を摺る鬼おろし先祖手作りの武骨が好まし三輪石澤千代子あれこれと決めて行きたるスーパーに想定外をまたも買いおり短歌咲き競ふ旧街道の寒椿矢又大金祐子蕗の薹産声高く響きけり松野青木俊蓉手に囲ふ湯呑の温み寒の入り矢又星幸子言ひかけし言葉にごしぬ寒月夜小川金井和子おろかにも寝酒重ねてしまひけり小砂松岡路石ふところにどんどの温みもちかへる小川小川のぶ子俳句~在宅医療あれこれ~認知症は、65歳以上なら10人に1人、85歳以上なら4人に1人、95歳以上なら2人に1人の割合で発症すると言われています。つまり、認知症の発症リスクは年齢を重ねるごとに高まっていくということです。南那須圏域では高齢化率が約35%となり高齢化と認知症は地域の重要な課題になっています。烏山台病院は認知症疾患医療センターを県内でもいち早く開設し、最前線で認知症の専門医療を提供し地域に貢献しています。認知症は、治療につながるまでの時期が大切であり、まずは「早期発見」がとても重要になります。「1年前と比べて物忘れが増えたかな?」と思うようになったら、一度かかりつけ医にご相談されることをお勧めします。また、早期発見のためには周囲の人の気づきも大切です。「同じことを何度も言ったり、聞いたりする」、「すぐ前のことを忘れてしまう」など些細な事ですが、このようなことが認知症の始まりです。さらに、認知症が進行すると今まで当たり前にできたことができなくなり、日常生活において介護が必要となります。繰り返しになりますが、認知症は進行する前の「早期発見」と「早期治療」が重要になります。一方で、当事者の方には受診を勧めにくいという事情もあると思います。当事者の方は認知症の不安を人一倍感じています。まずは、不安に寄り添いながら「年齢を重ねるとみんな認知症になりやすくなるよ」、「認知症の予防のために元気なうちに一度、病院で検査をしてみたら?」と優しく声をかけてみてください。このように、認知症という病気は、単なる物忘れの病気に収まらず、日常生活全般にも影響を与える病気です。お互いに助け合い連携して当事者を支えていくことが大切です。認知症のことでお困りの時は、かかりつけ医・認知症サポート医※・烏山台病院認知症疾患医療センターにお気軽にご相談ください。※認知症サポート医とは・・・認知症の方や、その疑いのある方が、早期から地域の中で必要な医療や介護に繋がることができるよう、案内役やパイプ役を担う医師のことです。那珂川町では、佐藤医院・飯塚医院・上野医院が認知症サポート医となっています。連絡先:烏山台病院認知症疾患センター?0287-82-005111広報なかがわ平成31年3月10日