ブックタイトル広報なかがわ No.152

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概要

広報なかがわ No.152

企画展「小林清親と井上安治」小林清親(1847-1915)は最後の浮世絵師と称され近年全国の美術館で作品を見ること第152回ができます。その姿かつは娘・哥津の目を通しぼうて「無口で、正直で茫ばく漠たる人」「明治調でありながらハイカラな人」と語られ、その記述から新しい時代を前にして黙々と絵を描いている清親の姿が浮かび上がってきます。こうせんがところで清親の名を一躍世に広めたのは「光線画」と称された「東京名所図」と呼ばれる作品群でした。これらは西洋の陰影法や遠近法を駆使して東京の名所を描いたも小林清親しています。新橋ステンションのです。しかし清親は画業が多様で幅広く、新しい時代うつの空気を見事に映しとったこの風景画制作もわずか5年程で筆をおいてしまいます。明治14年以降は人々をデフォルメした風刺画や歴史画で人気の絵師と肩を並べ、晩年には注文に応じて肉筆画も制作しました。明治元年、現在、新橋駅と汐留駅の中間に位置する旧新橋駅は、同じ位置に駅舎が再現され博物館になっています。当時のプラットホームも残っているので、展覧会を見た後、ぜひ東京を散策してみてはいかがでしょうか。馬頭広重美術館学芸員寺田早苗清親は幕臣として徳川家に従い静岡に移住していました。ふせつところが、6年ぶりの東京は新橋・横浜間に鉄道が敷設さ【会期】5月31日(木)~7月8日(日)れんがれ銀座は煉瓦街に生まれ変わるなど、大きく様変わりしていました。尽きることのない好奇心をもった彼にとってめざましい変化は目を見張るものがあったでしょう。本図で描かれている新橋駅も、絵師たちに何度も取り上げられた近代化の象徴のひとつでした。夜の雨の中、傘をさした多くの人々が足早に駅へ集まっています。中には人力車でここまで来た人もいるようです。駅はアメリカ人のブリジェンスによって明治5年、新橋・横浜間【ミュージアムトーク】6月2日(土)午後1時30分~当館学芸員【ワークショップ】6月16日(土)午後1時30分~「夏の苔玉づくり」講師生天目優先生参加費1,000円(材料費相当・要申込み)【開館時間】午前9時30分~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)の鉄道開設に伴って建設された堅牢な石造りの建物です。【休館日】月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日でんとうこうこうもかがや内部からは暖かな電灯の光が煌々と漏れ輝き、雨に濡れた地面に光の線を描いています。夜でも明るい電灯は人々の時間の感覚さえも変えたことでしょう。新しいもじゃめがさのに溢れた駅を描く一方、清親は蛇の目傘や提灯といった昔ながらの道具を登場させ、近代化の進む東京の中に【入館料】大人500円(450円)高・大学生300円(270円)※()は20名以上の団体料金※中学生以下は無料※障がい者手帳等をお持ちの方とその付き添い1名は半額江戸の情緒を織り込んだ、どこか懐かしい風景を描きだ平成30年工業統計調査を実施します工業統計調査は我が国の工業の実態を明らかにすることを目的とした統計法に基づく報告義務がある重要な統計です。調査結果は中小企業施策や地域振興などの基礎資料として利活用されます。調査時点は6月1日です。調査票へのご回答をお願いいたします。問い合わせ平成30年工業統計調査コールセンター?0120-805-071(平日午前9時~午後6時)県統計課?028-623-2242企画財政課?0287-92-1114No.152平成30年5月10日号●編集/企画財政課?0287-92-1114 Fax0287-92-1316●発行/那珂川町役場/栃木県那須郡那珂川町馬頭555 URL http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp22