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概要

広報なかがわ No.159

食べる地域おこし小鮒農園中医薬膳師小鮒千文なかがわ薬膳日記Vol.37いよいよ師走、皆様いかがお過ごしでしょうか。お陰様で薬膳日記の連載も丸三年を過ぎました。今年一年お付き合いくださり本当にありがとうございました。今月は健やかな冬を過ごすための柚子の活用法をご紹介します。柚子は古来より邪気払いの効果があると伝えられているそう。冬至の夜は、柚子湯に入り心身ともに温まりましょう。また柚子足湯もおすすめ。風邪や病中病後で入浴できないとき、冷えや疲れがあるとき特に良く、大きめのバケツに40℃程の湯を入れ汗ばむ手前を目安に15~30分ほど、途中でぬるくなったらポットに熱湯を入れておき(火傷に注意)足し湯しながら、ゆっくり足を温めます。日々の元気の源になりますように。【基本の養生】・早寝早起き腹八分目・よく動き、よく眠る・食卓は旬の恵みを主役に【那珂川町12月おすすめ食材】大根、白菜、人参、青菜、キャベツ類、豆類、黒胡麻、黒豆、黒米、もち米、自然薯、くるみ、きのこ類【柚子の薬膳的効能】柚子の香りの成分によって体内の巡りをよくし、冷え性を改善する働きがあるとされ、消化不良、咳、食欲不振、疲労、二日酔いによい。【柚子の活用法】柚子風呂、柚子足湯、柚子酢、柚子ジャム、柚子種化粧水、柚子皮茶【韓国伝統柚子茶の作り方(非加熱柚子ジャム)】韓国では冬の風邪予防に柚子茶(非加熱柚子ジャム)をいただくそう。柚子の皮は体を温める効果があります。火を使わず熟成させてつくる簡単ジャム、適量のお湯で割っていただきます。・完熟柚子1.1kg・きび砂糖1kg・ガラス瓶4lほどの果実酒瓶が使いやすい(手順)1、完熟柚子の種を取り除き5mm位の千切りにする2、清潔なガラス瓶に柚子ときび砂糖を交互に入れる3、水気が出てきたら1日一度しゃもじで混ぜ、1か月ほど熟成させたら完成管理栄養士コラム~年末年始のお酒は、適度においしく飲みましょう~忘年会や新年会と何かと飲酒の機会が多くなるシーズンです。適量のアルコールは、血行をよくし、新陳代謝を促し、ストレスを解消するなど、体にとってよい作用をもたらします。しかし過度な飲酒は肝臓に負担をかけ、さらに高血圧、脂質異常症や糖尿病の悪化まで引き起こします。厚生労働省では「節度ある適量な飲酒量」を「1日平均純アルコール量で20g程度」と定めています。ただしこの量は、飲酒しても顔が赤くならない成人男性に対する指標で、女性や高齢者はこの半分程度が適量です。■純アルコール量=お酒の量(ml)×アルコール度数(%)×0.8÷100■1日のお酒の適量(いずれか1つ)※女性や高齢者はこの半分■お酒と上手につき合う方法・自分のペースでゆっくり飲む・喉が渇いたときやお腹の空いた時に飲酒しない・酒席では、小さいコップで飲む・酒席では、お酒以外の飲みものをまず飲む・一口飲んだらコップは必ずテーブルに置く・週に2日は休肝日をもうける平成29年度健診結果から、那珂川町では「お酒を毎日かつ2合以上飲む」方の割合が、全国と比べて高い結果となっています。お酒との付き合い方を、いま一度振り返り、健康的な飲み方を心がけましょう。お酒を毎日かつ2合以上飲む方の割合那珂川町では、特に50~60歳代の男性、40歳代の女性が高い現状です。5.2 4.3ビール中ビン1本日本酒1合ワイングラス2杯弱問い合わせ焼酎0.5合(%)健康福祉課健康増進係?0287-92-1119那珂川町全国(平成29年度健診結果より)13広報なかがわ平成30年12月10日