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概要

広報なかがわ No.165

食べる地域おこし小鮒農園中医薬膳師小鮒千文なかがわ薬膳日記Vol.43ホタル舞う季節になりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。暑さと湿気が混じり合うこの時期は、胃腸に負担がかかりやすいと言われています。膝などの関節が湿気の影響で重く感じた時は、お散歩やストレッチをして体内の巡りをよくすると軽くなります。家にも体内にも湿気がたまりやすい時期、梅雨の晴れ間は太陽の光を浴びて、夜は夏草の香りとホタルの舞いを楽しみましょう。【基本の養生】・早寝早起き腹八分目・よく動き、よく眠る・食卓は旬の恵みを主役に【梅雨の養生ポイント】・冷たいもの、生もの、甘いものの取り過ぎに注意する・胃腸にやさしい食事を心がける・香りのある香味野菜をつかう【梅雨の胃腸に優しい野菜】蒸し暑い梅雨から夏にかけては、湿気の影響で胃腸に負担がかかりやすい時期。この時期に出回る、キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・スナップエンドウなどのエンドウ豆は、胃腸をととのえてくれます。シンプルな温野菜や野菜スープがおすすめです。キャベツ・・・胃腸虚弱や胃もたれに、内臓を滋養や体内の余分な水分や熱の排出サヤエンドウ・・・疲労や母乳不足、尿が少ないときに、胃腸を滋養し気力をつける効果【梅雨におすすめ養生茶「ミント入りハトムギ茶」】薄荷(ミント)の香りが気の巡りをよくし、ハトムギが胃腸にやさしく体内の余分な水分の排出を助けてくれます。*市販のハトムギ茶1lに対し、ミントを小さじ1杯程度加える*【那珂川町6月のおすすめ風土食材】キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、サヤエンドウ、スナップエンドウ、いんげん、グリーンピース、小豆、ハトムギ、玉ねぎ、じゃがいも、キノコ類、みょうが、シソ、ミント(薄荷)、生姜、にんにく臨床心理士コラム親子関係をより良くする子どもへの関わり方親子関係と一言で言ってもそのありようは様々で、家族の数だけ親子(家族)の形があると思います。子育てに正解はないですし、何が正しいということもありませんが、日常の中で保護者に少しだけ心がけてほしい関わり方があります。関わり方でより良い親子関係が築け、子どもの自信や自己肯定感を育むことにつながります。●良い親子関係とは?良い親子関係とはどういったものでしょうか?それは、決して感情的にならないとか波風が立たないなどではありません。素直に気持ちを言い合えること、たとえ一時は対立したとしても言えば伝わるという確信を持っている、そういった信頼関係が出来ているということだと思います。●「自己肯定感」って?自己肯定感とは、自分で「自分は大切な存在だ」と感じられる心の感覚を言います。自己肯定感を持っていると、どんな自分でも受け入れることで自分を信じることができるようになります。そして、他者や世の中に対しても肯定的な気持ちを持つことができ、安定した人間関係を持ちやすくなると考えられています。●受容的・共感的に話を聞く親子の良い関係を築くために保護者に心がけて欲しいことの一つ目は、「共感的に話を聞く」という事です。子どもが悩みを話してくれたり、要望などを言った時に、「それは違う」とか「それはダメだ」と思っても頭ごなしに否定せず、まずはグッと堪えて「あなたはそう思ったんだね」とか「そう思うのも仕方ないね」と共感して受け入れてあげましょう。その後で、「私はこう思うのだけど、どうかな?」と考えを伝えてあげましょう。これは親子に限らず人間関係を構築する上でも必要な要素ですが、他人には出来ていても案外家族となると難しいものです。ただ、これをしてもらうだけで話し手はしっかり聞いてもらえたと感じることが出来ます。●存在や行動を認める二つ目は、「認めてあげること」です。成果だけをほめるのではなく、失敗したとしても挑戦したことや努力したこと、その過程を認めてあげましょう。そうすることで結果だけが自分の価値ではないと感じられ、また失敗を恐れず再チャレンジすることができます。そして最も大切なことは、「どんなあなたでも可愛い」・「あなたがいてくれるだけで幸せ」と伝えることです。照れ臭いかもしれませんが、時折こんな風にストレートに伝えてあげてはどうでしょう。親子の関係が良いことで子どもは親の愛情を感じられ、自分や他者を大切にし、前向きな人生を歩めるのではないでしょうか。普段の子どもとの関わりの中でぜひ意識してみてください。子育てについてのご相談は、子育て世代包括支援センターへ?0287-92-408519広報なかがわ令和元年6月10日