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概要

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企画展「生誕100年「美」の追憶秋山庄太郎写真展」第186回82年の生涯を写真芸術に捧げた、写真家・秋山庄太郎(1920~2003)。彼の写真家人生は、「美しいものを、より美しく撮る」ことを追求したものでした。今回ご紹介するのは戦後の女優ポートレート作品「原節子-湖畔秋色」と晩年の「薔薇」(『遊写三昧-花365日』所収)。原節子は昭和を代表する銀幕の大女優。東京・銀座の路地裏で偶然彼女とすれ違った秋山は「大輪のしかし、つつましやかな花容の薔薇を思わせて、一瞬だが、その魅惑に感動した」と、晩年語っています。その後、原節子をはじめ多くの女優たちのポートレートを撮り続けました。秋山は、女性の最も美しい瞬間を捉えることを追求し、時代の流行にとらわれない写真は多くの人々に愛されました。そして、女性ポートレーじょせいせんかふじんかトを得意とした秋山は「女性専科」や「婦人科」の異名をとり、写真界の第一線で活躍しました。40歳の頃、秋山は仕事が順調でも撮りたい作品が撮れない日々に不安や焦りを感じて、仕事と人生を見つめ直すためパリへ旅立ちます。そして帰国後、花の撮影をライフワークとして設定し、芸術表現としての花の撮影に取り組むようになります。女性をより美しく撮る事を追求してきた秋山は、花の美と女性の美を重ね見て「花に女を見、女に花を見る」という言葉を遺すなどしました。今年度、秋山庄太郎の生誕100年にあたっての今回の展覧会では、少年時代や出征前の初期作品をはじめ、女性ポートレート、海外スナップ、花の諸作品などをご紹介します。秋山が生涯かけて追及した写真芸術の世界を、ぜひ展覧会会場で感じてください。馬頭広重美術館学芸員山内れい【会期】開催中~3月28日(日)【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)【休館日】月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日【入館料】大人500円(450円)高・大学生300円(270円)※()は20名以上の団体料金※中学生以下は無料、障害者手帳等をお持ちの方とその付き添い1名は半額▲-原節子湖畔秋色▲-薔薇(『遊写三昧花365日』)第16回版画コンクール第16回版画コンクールの審査会が、2月4日に馬頭広重美術館にて行われました。今年は町内の各認定こども園や小中学校より762点の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞5点、優良賞15点、入選90点が選ばれました。みゆう最優秀賞には小川中学校1年、伊藤美優さんの「一本の国旗」が選ばれました。問い合わせ馬頭広重美術館?0287-92-1199No.186令和3年3月10日号●編集/企画財政課? 0287-92-1114 Fax0287-92-1316●発行/那珂川町役場/栃木県那須郡那珂川町馬頭555URL http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp24