ブックタイトルnakagawa_202009

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概要

nakagawa_202009

第180回開館20周年記念特別展「那珂川町馬頭広重美術館名品展」那珂川町馬頭広重美術館は、本年、開館20周年を迎えました。20年前の11月にはたくさんの人が美術館を訪れ、入り口に長い列が出来ていたことを覚えている方も多いことでしょう。東京オリンピックの舞台である新国立競技場を設計した隈研吾氏の建物として知られている当館ですが、当時話題を呼んだのは、何といっても4200余点を数える豊富な作品についてでした。特に歌川広重の肉筆浮世絵と川村清雄の洋画は質、量ともに日本一といわれ、連日栃木県内のメディアを賑わせました。その後、寄贈や購入などにより、当館のコレクションはより一層充実したものになっています。さて、その中から今回ご紹介するのは、明治ひとりろくめんそう時代の浮世絵師、小林清親の「壹人六面相」です。一人の男の6つの表情が描かれています。おじさん臭い顔をしていますが、肩揚げのついた着物からするとまだまだ子ども。鼻の穴を広げて変顔を作り、「おばけェ」なんて言ったり、退屈してあくびをしたり、目をつり上げて狐のまねをしたり。中央の真顔と比べるととても楽しい作品で、清親の観察眼の鋭さとユーモアのセンスが伺えます。開館20周年を記念して開催する「那珂川町馬頭広重美術館名品展」では、当館のコレクションから優品を選び、その魅力を紹介します。前期では、この「壹人六面相」をはじめ、広重の「両都芸妓図」や川村清雄の「なた豆に雀」などを展示します。逸品ぞろいの展覧会ですので、ぜひ足をお運びください。馬頭広重美術館課長補佐長井裕子【会期】前期:9月18日(金)~10月25日(日)後期:10月30日(金)~12月6日(日)【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)【休館日】月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日【入館料】大人700円(630円)高・大学生400円(360円)※()は20名以上の団体料金※中学生以下は無料※障害者手帳等をお持ちの方とその付き添い1名は半額小林清親「壹人六面相斯こがれ平ふ常だんの貌かでおすテ」2 019年度那珂川町観光協会写真コンテスト受賞作品優秀賞「美術館の秋」撮影者:飯田正弘さん(茨城県常陸大宮市)撮影地:馬頭9月はアルツハイマー月間です。認知症になっても、安心して暮らせる社会を。認知症を理解し、認知症の人やその家族を見守り、みんなが暮らしやすい「温かい地域」をつくるため、町では【認知症サポーター養成研修会】の出前講座を行っています。希望される方は下記までご連絡ください。問い合わせ地域包括支援センター? 0287-92-1125No.180令和2年9月10日号●編集/企画財政課? 0287-92-1114 Fax0287-92-1316●発行/那珂川町役場/栃木県那須郡那珂川町馬頭555URL http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp26