那須官衙遺跡(なすかんがいせき)
那珂川と箒川の合流地点西側の段丘上に位置しています。古くから古瓦が散布することから「梅曽廃寺跡」と呼ばれてきました。昭和10年には、畑の耕作中に「萪□私印」の銅印(昭和29年国重文に指定、東京国立博物館蔵)が発見され、注目されました。
昭和30年代以降の発掘調査によって、7世紀末から10世紀前半の古代那須郡役所跡であることが明らかとなっています。
遺跡の範囲は南北約400m、東西約600mあり、大きく4つのブロックにわかれています。西ブロックは倉庫が建ち並ぶ区画であり、「正倉」と呼ばれる丹塗り瓦葺きの大型礎石建物跡が発見されています。中央ブロックと東ブロックは、実務的な仕事を行う場所、南東ブロックは珍しい六角形の建物跡や竪穴住居跡などから「館」に関連する施設があったと考えられています。
遺跡内には道路跡も確認されており、東山道を通って東北地方への向かう最前線拠点として、古代那須郡は重要な役割を担っていたと考えられます。
昭和51年6月7日に国史跡に指定されています。
掲載日 令和7年11月19日
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